健康CPがパスポートを子会社化、イデアインターとの相乗効果狙う

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健康コーポレーション<2928> は18日引け後にパスポート<7577>との資本・業務提携を発表した。

 健康CPは住関連ライフスタイル事業を重要な事業領域のひとつと位置づけ、子会社のイデアインターナショナル<3140>を中心に業容を拡大してきた。イデアインターの時価総額は15日終値時点で約48億円と、健康CP傘下になる前の約4億円から10倍以上に膨らむなど市場でも高く評価され、イデアインター株式の含み益は約20億円となっている。一方、パスポートは16年2月期に3期連続の最終赤字を計上し、自己資本比率は14年2月の24.7%から9.6%まで低下。早急な財務体質強化や業績回復を目的に、資本・業務提携先を探していた。健康CPは同業態のイデアインターを再生させた経験でパスポートの業績を回復させ、さらなる業容拡大を図る。

 パスポートは健康CPを割当先とした第三者割当増資で973万株の新株式を発行。健康CPは約11億4000万円を出資し、議決権ベースで65.82%を保有する見通し。払込期日は5月27日。

 18日の終値は、健康CPが前週末比1円高の654円、パスポートは同変わらずの271円ザラバ引け。

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