千代化建が7日続落、三菱UFJモルガンはレーティングを引下げ

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千代田化工建設<6366>が7日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では5日付で、レーティングを「オーバーウエート」(強気)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を1250円から900円にそれぞれ引き下げている。

 会社側が3月23日に発表した16年3月期業績予想、配当予想の下方修正の反映、同証券の業績予想見直しから、目標株価を900円に引き下げるとしている。また、これまでのエクイティストーリーであった、LNGプロジェクトを業績ドライバーとする成長の見方を慎重にみることと、新事業への本格参入に伴うリスクを新たに考慮し、レーティングを「ニュートラル」に引き下げるとしている。Ezra Holdingsとの合弁会社設立によって、オフショア・アップストリームに本格参入するものの、原油価格低迷による当該分野の事業環境停滞や、新事業に対する経験が少ないことからくるプロジェクトリスクなど、今後同社の業績リスクが高まる可能性があると考えているという。

 同証券では連結営業利益について、16年3月期110億円(前期比48.8%減、従来219億円、会社側計画は110億円)、17年3月期258億円(従来304億円)、18年3月期252億円(同312億円)と試算している。

 6日の終値は、前日比13円安の776円。

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