岩崎電気とミネベア、資本・業務提携と第三者割当による自己株処分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

岩崎電気<6924>とミネベア<6479>は29日、資本・業務提携を発表した。岩崎電気は自己株式の処分によりミネベアに第三者割当てを行う。

 両社は14年から商品の共同開発を行っている。今回、両社の提携によりスマートシティなどIoT(モノのインターネット)に対応した次世代道路照明器具の開発、岩崎電気が保有する日本全国の販売体制とミネベアの保有する東南アジアを中心として営業ネットワークによる同製品の広範囲な提供が可能となり、企業価値の向上につながつと判断し、業務提携に至った。

 業務提携は、(1)両社の合意により指定する道路照明器具について、ミネベアの海外工場における製造委託(2)次世代道路照明器具の共同開発ならびに共同開発された次世代道路照明器具について、ミネベアの海外工場においての製造および両社の海外ネットワークでの販売――について取り組んでいく。

 資本提携は岩崎電気の自己保有株300万株(自己株式処分後の発行済み株式総数の3.83%)をミネベアが取得する。これによる岩崎電気の手取り概算額は4億2250万円。岩崎電気は運転資金として充当する予定。

 29日の終値は、岩崎電気が前日比27円高の168円、ミネベアは同47円高の970円。

関連記事

ページの先頭へ