田辺三菱、SMBC日興証は目標株価を2500円に引上げ

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田辺三菱製薬<4508>が4日続伸、84円高の2212円まで買われ、連日の年初来高値更新。SMBC日興証券では26日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は2300円から2500円に引き上げている。

 同証券では、中期業績予想を修正、あわせて目標株価を2500円に引き上げるとしている。主な変更点として、(1)米国FDA(米食品医薬品局)に承認申請が受理された。筋委縮性側索硬化症(ALS)治療薬エダラボンの17年半ばからの売上貢献を新たに織り込んだこと(2)17年3月期第2四半期(16年7-9月)以降の為替前提を1ドル=120円から100円に変更したこと(3)17年3月期から日本基準(JGAAP)から国際会計基準(IFRS)へ会計方針を変更することに伴い、主にのれん償却計上の消滅と新薬導出時の契約一時金を繰延収益に計上することを考慮したこと――の3点を挙げている。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期820億円(前期比0.2%増、従来750億円、会社側計画は755億円)、18年3月期805億円(従来800億円)、19年3月期925億円(同820億円)と試算している。

 27日の終値は、前日比81円高の2209円。

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