神戸製鋼所<5406>が小動き。大和証券では７日付で、投資判断「３」（中立）を継続、目標株価は１００円から９０円に引き下げている。
アルミ・同事業や電力ＩＰＰなどの中期的成長性に期待できるものの、当面は鉄鋼事業における上工程集約や建機事業における収益低迷によって上値は抑えられると考えるとコメントしている。
同証券では業績予想を下方修正、連結経常利益について、１７年３月期３３５億円（前期比１６％増、従来４１２億円、会社側計画は３５０億円）、１８年３月期４４２億円（従来５４０億円）、１９年３月期６１６億円と試算。
従来比では電力事業における新規プロジェクトの金利負担発生、鉄鋼事業におけるメタルスプレッド前提の引き下げなどが下方修正要因になったとしている。目標株価９０円は、１６年３月期末ＰＢＲで０．４７倍から算出されている。
８日の終値は、前日比２円安の９６円。
