資生堂が続伸、大和は目標株価を2930円に引上げ

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資生堂<4911>が続伸。大和証券では16日付で、投資判断を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を2460円から2930円にそれぞれ引き上げている。

 13日に、16年12月期第1四半期(1-3月)連結業績、第2四半期累計(1-6月)連結業績見通しの上方修正を発表している。マーケティング費用や研究開発費などの消化が、第1四半期から第2四半期にずれていることを主因に、第2四半期(4―6月)は60億9000万円の営業赤字を想定していることになるものの、同証券ではここまで利益が落ち込む可能性は低いとみているという。

 また、16年12月期の連結営業利益計画は380億円(前期比14.3%減)が据え置かれたものの、これには米国ベアエッセンシャル社の構造改革費用50億円が追加で織り込まれていると指摘。同証券では、「緊急追加対策費用55億円」と「ベア社構造改革費用50億円」は費用だけが先行して会社側計画に織り込まれており、費用を投じた効果が今後、計画外で顕在化してくる可能性が高いとコメントしている。

 17日の終値は、前日比56.5円高の2749円。

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