NOKが続落、野村証は足元の株価は割安な水準との見方

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NOK<7240>が続落。野村証券では1日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は3300円から2400円に引き下げている。

スマホ向けFPC需要の急激な減速および需要低迷の長期化により、同社の電子機器部品事業は厳しい状況に置かれてきたものの、年末にかけては季節的に新機種向けで一定程度の生産増が期待できると予想。また、国内自動車が徐々に増産に向かうことが予想される点も安心材料とコメントしている。

目先は円高影響が不可避である点や、スマホ向け需要の高い変動性および季節的な需要急減局面でのコストコントロール状況には注意が必要ながら、車載関連での中期利益成長力を考慮すれば、足元の株価は割安な水準にあると考えているという。「電子機器部品における車載FPCの拡大が、同社業績の成長加速と収益安定化に寄与し、同事業における主要需要先の偏重が解消されていくなかで、株式市場における同社への評価は高まるだろう」としている。目標株価2400円は、RN Large Cap18年3月期予想基準PER13倍を参考に算出されている。

同証券では業績予想を下方修正、連結営業利益について、17年3月期364億円(前期比24.5%減、従来582億円、会社側計画は350億円)、18年3月期421億円(従来675億円)、19年3月期505億円と試算している。

2日の終値は、前日比154円安の1820円。

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