日本光電工業<6849>が一時500円ストップ安の2370円まで売られ、1月21日に付けた年初来安値2402円を更新している。野村証券では1日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は4100円から3700円に引き下げている。
1日に、17年3月期第1四半期(16年4-6月)連結業績を発表。同証券では、第1四半期の軟調な業績および円高進行を受けて業績予想を下方修正。一方で、18年3月期以降は新製品効果が発揮され堅調な業績を期待し、「Buy」を継続するとしている。
同証券では連結営業利益について、17年3月期150億円(前期比8.7%減、従来175億円、会社側計画は175億円)、18年3月期165億円(従来190億円)、19年3月期180億円(同205億円)と試算。今後の明るい材料としては、(1)第1四半期の消耗品・保守サービスの売上高が全体の50%を占めるに至り、自社製品の消耗品も増えていると推測(2)課題であったセンサー類のOEM(相手先ブランドによる生産)契約が決まりつつある――の2点を挙げている。
2日の終値は、前日比405円安の2465円。