SRA HDが堅調、大和は目標株価2550円でカバーを開始

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SRAホールディングス<3817>が堅調。大和証券では21日付で、投資判断「2」(アウトパフォーム)、目標株価2550円でカバーを開始している。

 注目点として、(1)IoT(モノのインターネット)市場拡大による関連事業の需要増加が期待されること(2)金融向け案件は市場の減少懸念に対し横ばいは維持されよう――の2点を挙げている。IoT分野では、同社が得意とする受託型の組み込みソフトウエア開発に加え、GUI開発プラットホーム「Qt」販売・関連サービス、ネットワーク構築、セキュリティー対策サービスが成長をけん引すると予想している。

 目標株価2550円は、17年3月期の同証券予想連結1株利益232円に、受託開発系中堅SIの標準的PER約14.6倍から25%程度ディスカウントした水準を適用し算出されている。足元の株価下落により受託開発系中堅SIの標準的PERに対するディスカウント幅は約35%まで拡大しており、同社の堅調な業績が評価されディスカウント幅は25%程度まで縮小していくと考えているという。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期41億2000万円(前期比10%増、会社側計画は39億4000万円)、18年3月期44億3000万円、19年3月期48億1000万円と試算。17年3月期は、採算性の高い「開発事業」、特に製造業向け組み込みソフトウエア開発、流通業向けオムニチャネル対応がけん引することを見込んでいる。

 22日の終値は、前日比7円高の2163円。

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