大林組、ライオン子会社とシールド工事用の高性能起泡剤を共同開発

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大林組<1802>は11日、ライオン<4912>の子会社ライオン・スペシャリティ・ケミカルズと高発泡性能・低環境負荷型の気泡シールド工法用起泡剤を共同開発したと発表した。

 気泡シールド工法は、切羽に微細なシェービングクリーム状の気泡を注入しながら地山を掘削する工法。粘性土から砂質土・礫(れき)質土に至る地質の変化への適応性が高く、気泡生成設備がコンパクトでトンネル坑内に設置可能であることから、掘削断面の大小にかかわらず、さまざまなシールド工事に適用されている。

 今回、共同開発した気泡シールド工法用起泡剤「レオフォームOL-10」は、従来に比べ少量でありながら、高粘性の気泡を安定的に生成できる起泡剤。主成分には、環境への負荷が小さい界面活性剤を使用している。

 11日の終値は、前日比10円高の1085円。

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