【銘柄】日立、SMBC日興はバリュエーション面で割安との判断を継続

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日立製作所<6501>が4日続伸。SMBC日興証券では6日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は780円から710円に引き下げている。

 「1」継続の理由として、15年3月期までのスマトラ(Hitachi Smart Transformation Project)を核とした構造改革効果などに伴う収益改善のモメンタムは鈍っているものの、17年3月期第1四半期(16年4-6月)業績は円高進行や不透明感が強い政治経済情勢など必ずしも事業環境が順調とは言えないなかで、堅調な結果になるなど、ファンダメンタル面で堅調を維持しており、バリュエーション面で割安との判断を継続していることを挙げている。

 半面、火力発電の合弁企業に絡み、同社が2007-2008年に受注した南アフリカの大口案件で、提携先の三菱重工業<7011>から3790億円の費用支払い請求を受けた事案の早期解決が非常に重要との見方に変わりはない、ともしている。

 同証券では業績予想を修正。連結営業利益について、17年3月期5150億円(前期比18.9%減、従来5500億円、会社側計画は5400億円)、18年3月期5950億円(従来6250億円)、19年3月期6600億円(同6900億円)と試算している。

 7日の終値は、前日比10.8円高の524.5円。

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