【銘柄】農業総合研、NTTドコモとの業務提携

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農業総合研究所<3541>が反発、前日比870円高の5950円まで買われた。12日引け後、16年8月期単体決算とNTTドコモ<9437>との業務提携を発表し、材料視された。

 決算は営業利益1億5600万円(前期比3.5倍)、純利益1億700万円(同2.1倍)と大幅増益となった。新規に導入したスーパーなどが増加し、8月末で680店舗(前年度末比209店舗増)まで拡大した。

 17年8月期業績は、営業利益1億7000万円(前期比8.6%増)、純利益1億900万円(1.9%増)を見込む。

 NTTドコモとの業務提携は、農業従事者の収益向上に寄与するための新たなプラットホームビジネスの実現を目指す。具体的には、同社が運営する集荷場において得られた農産物の流通状況などの情報を新たにドコモが構築する一般消費者向けECサイトにおいて活用することなどを検討する。さらに、生産者の情報(栽培品目や生産体制)と小売店・飲食店の需要を見える化し、生産者と小売店・飲食店が直接つながるような新たなプラットホームの構築にも取り組む。

 13日の終値は、前日比120円高の5200円。

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