アイシン精、SMBC日興は「上値余地は依然残されている」

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アイシン精機<7259>が続伸。SMBC日興証券では19日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は4700円から5300円に引き上げている。

同証券では業績予想を上方修正、あわせて目標株価を5300円に引き上げている。連結営業利益について、17年3月期1900億円(今期からIFRSベースのため前期との比較はなし、従来1750億円、会社側計画は1750億円)、18年3月期2100億円(従来1900億円)、19年3月期2250億円(同2000億円)と試算。17年3月期は想定以上の増産に伴う操業度効果が背景となっており、トヨタ向けではHV向けトランスミッションが増勢基調にあるほか、非トヨタ向けでは欧州・米国・中国のカーメーカー向けにATが好調と指摘。第2四半期(16年7-9月)からは愛知製鋼爆発事故や熊本地震のばん回生産が活発化する見通しとしている。

また、1000万株、500億円を上限とする自社株買いを、16年8月1日から17年3月期31日まで実施の予定にあり、好決算など材料がすでに現在の株価に織り込まれているとみているものの、通期業績上方着地期待や株主還元積極化など株価を意識した経営スタイル変化から、上値余地は依然残されていると考えるとしている。

22日の終値は、前週末比90円高の4795円。

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