アキュセラ、大塚製薬から共同開発・販売の終了通知を受領

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眼科領域で治療薬の開発を手掛けるアキュセラ・インク<4589>は14日、13日付で大塚ホールディングス<4578>グループの大塚製薬から、「エミクススタト塩酸塩」の共同開発および共同販売にかかわる契約、および「OPA-6566」の共同開発、および共同販売にかかわる契約の終了に関する書面による通知を受領したと発表した。

 同社は、大塚製薬と08年9月に地図状委縮を伴うドライ型加齢黄斑変性を適応症とする治療薬候補である「エミクススタト塩酸塩」の共同開発、および共同販売契約を締結し、臨床試験を進めていた。ただ、臨床第2b/3相試験において、トップラインデータについて主要評価項目において地図状委縮病変の進行抑制に差が認められず、大塚製薬側から同契約の終了通知を受領したという。また、10年9月に大塚製薬と緑内障治療のための治療薬候補「OPA-6566」の共同開発および共同販売契約を締結していたが、「OPA-6566」は大塚製薬が開発した化合物であり、「エミクススタト塩酸塩」にかかわる契約の終了と同時に、同契約も終了するとした。

 同時に、今回の契約終了に伴い、召集通知を含めた書類の修正などが必要になったとし、8月2日に予定していた定時株主総会の開催を延期し、基準日を変更すると発表。新たな定時株主総会の開催日および基準日については、取締役会決議を行い次第、速やかに開示するとしている。

 14日の終値は、前日比400円ストップ安配分の1253円。

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