キユーピーが反落、野村証は業績予想を上方修正

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キユーピー<2809>が反落。野村証券では3日付で、投資判断「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は2700円から3100円に引き上げている。

 16年11月期第3四半期(16年6-8月)決算では、実質的な営業増益モメンタムは第2四半期(16年3-5月)比で鈍化した点は株価にネガティブも、主力事業を中心に業績は順調であり、付加価値製品の拡販、コスト抑制の成果は同証券の従来予想以上に出ているとコメントしている。同証券では業績予想を上方修正し、17年11月期予想連結1株利益に適用する妥当PERを約23倍とし、あわせて目標株価を3100円に引き上げるとしている。同社は低PERの物流事業を抱えているものの、現状株価は同証券でカバーする加工食品平均並みのPERが付与されており、割安感はみられないとしている。

 同証券では連結営業利益について、16年11月期300億円(前期比13.6%増、従来285億円、会社側計画は290億円)、17年11月期340億円(従来312億円)、18年11月期369億円(同334億円)と試算している。円高影響はあるものの、海外の調味料事業は中国、米国とも現地通貨ベースで前年同期比20%以上の増収と、好調を維持している点はポジティブとしている。

 4日の終値は、前日比90円安の3090円。

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