シリコンSが一時ストップ安、16年11月期第1四半期での赤字転落を嫌気

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シリコンスタジオ<3907>が3日続落し、一時700円ストップ安の4025円まで売られた。前週末8日引け後、16年11月期第1四半期(15年12月-16年2月)の連結決算を発表。損益が赤字に転落し、嫌気された。

 第1四半期決算は、売上高が17億7500万円(前年同期比3.9%減)、営業損益は6400万円の赤字(前年同期は8100万円の黒字)、最終損益は5300万円の赤字(同5000万円の黒字)だった。開発推進・支援事業では、既存および新規ミドルウエアの販売件数および保守サポート継続件数は前年同様に推移したものの、一部のミドルウエアの新規ライセンス販売が失注したことが響いた。また、コンテンツ事業で、携帯端末向けの既存ゲームタイトルのダウンロード数が増加したものの、リリースしたタイトルのゲーム内コンテンツの消費が早く、収益継続のための施策の効果が限定的なものに留まったことも影響した。

 通期業績予想は、売上高93億6900万円(前期比13.8%増)、営業利益3億円(同12.7%増)、純利益1億4900万円(同2.1%増)を据え置いている。

 11日の終値は、前週末比500円安の4225円。

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