ツクイが年初来高値、三菱UFJモルガンは目標株価を引上げ

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ツクイ<2398>が反発、83円高の1590円まで買われ、連日の年初来高値更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では20日付で、レーティング「Buy」(買い)を継続、目標株価は1500円から1900円に引き上げている。

 目標株価の引き上げは、算出根拠の連結1株利益を従来の17年3月期から18年3月期に移したためとしている。「株価は、18年3月期を最終とする中期経営計画達成を織り込みに行く展開を予想する」とコメント。また、会社側は、昨年11月に第1次中期経営計画を発表。最終年度18年3月期連結経常利益目標として55億円が設定されており、主な重点施策として(1)デイサービスの差別化推進(2)地域包括ケアモデルの確立(3)従業員満足度向上――の3点が挙げられている。

 同証券では、業績面では特に(1)が注目であるものの、これに関しては中・重度者ケア加算算定率が2015年4月45.1%から2016年3月62.8%に改善、個別機能訓練加算算定率も2015年3月62.9%から2016年3月74.8%に改善、となるなど、同社の強みである中・重度対応力や個別機能訓練などが一段と強化されていると指摘。内容も含めて中期経営計画は極めて順調に経過している印象であるとしている。

 同証券では業績予想を微修正、連結営業利益について、17年3月期45億円(前期比50.1%増、従来47億円、会社側計画は42億7700万円)、18年3月期57億円(従来59億円)、19年3月期57億円と試算している。

 23日の終値は、前週末比15円高の1522円。

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