テレ東HDが反落、三菱UFJモルガン証は業績予想を上方修正

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テレビ東京ホールディングス<9413>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では8日付で、レーティングを「アンダーウエート」(弱気)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を1690円から2270円にそれぞれ引き上げている。

 目標株価引き上げの背景として、(1)新年度入りでバリュエーション基準期を18年3月期から19年3月期に変更(2)ライツ収入拡大による営業利益予想の上方修正と19年3月期の追加(3)税効果で純利益予想押し上げ(4)妥当PCFRを9.1倍(従来9.0倍)に引き上げ――の4点を挙げている。決算発表後に株価が上昇、新目標株価に近い水準にあることから、レーティングも「ニュートラル」に引き上げるとしている。

 従来予想比で、五輪関連中心に番組制作費の増加を見込むものの、(1)中国を中心とするライツ収入拡大(2)テレビ広告需要改善によるスポット・タイム売上高予想の増額などで吸収――同証券業績予想を上方修正するとしている。

 連結営業利益について、17年3月期37億円(前期比49.1%減、従来20億円、会社側計画は47億円)、18年3月期50億円(従来31億円)、19年3月期48億円と試算している。

 9日の終値は、前日比33円安の2145円。

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