ミスミGが続落、三菱UFJモルガン証は目標株価を1800円に引き下げ

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ミスミグループ本社<9962>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では1日付で、レーティングを「Hold」(中立)から「ニュートラル」(中立)に変更、目標株価は2700円から1800円に引き下げている。

 担当者変更に伴い、同社のカバレッジ区分を中小型分類から精密機械セクターに変更、投資判断をセクター内相対比較に切り替えている。バリュエーション手法を従来のPBR・ROEの相関関係による算出方法から、PERによる算出方法へと変更し、目標株価は1800円に引き下げられている。

 (1)FA事業の海外での成長加速(2)成熟化する国内の非効率な生産間接材の流通市場の効率化需要を狙ったVONA(工場の顧客がワンストップで買物ができるサービス)事業の拡大――をエクイティストーリーとして挙げている。業績は過去最高益更新などで堅調だが、すでに株価には織り込み済みと考えているという。利益率は緩やかな低下傾向で推移すると予想。

 カタリストは利益率改善による業績拡大の拡大と考えているが、利益率が改善する局面は、金型部品事業での2012年の海外企業買収に伴うのれん償却負担が一巡したあとになるとみているとコメントしている。

 4日の終値は、前週末比21円安の1543円。

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