日清粉Gが反落、SMBC日興は目標株価を1790円に引下げ

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日清製粉グループ本社<2002>が反落。SMBC日興証券では5月31日付で、投資判断を「1」(アウトパフォーム)から「2」(中立)に、目標株価を2290円から1790円にそれぞれ引き下げている。

 「国内事業への依存度が、売上高、営業利益ともに約80%と高く、収益改善施策の大半が国内でのマーケティング費用支出の効率化など、比較的業績予想に反映され易い項目が中心になっている」とし、同証券では、収益改善への取り組みは今後も続くと予想するものの、同証券予想を超えるペースは見込みにくいとコメントしている。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期261億円(前期比9.8%増、従来270億円、会社側計画は243億円)、18年3月期284億円(従来287億円)、19年3月期299億円(同299億円)と試算。新業績予想は5月27日時点のQUICKコンセンサス並みであり、同社が収益性改善へかじを切ったことは、株式市場の期待値として定着したと判断したとしている。

 また、同社は21年3月期にROE6%以上を目指すが、同証券は将来の自己株式取得の可能性を踏まえたうえで、6%達成は19年3月期と予想している。

 1日の終値は、前日比76円安の1811円。

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