東和薬品続落、野村は17年3月期以降の収益性が大きく棄損と予想

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東和薬品<4553>が続落。野村証券では23日付で、投資判断「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は7100円から5100円に引き下げている。

 同証券では業績予想を下方修正、あわせて目標株価も引き下げている。16年4月の薬価改定では、同証券の想定を大きく上回る薬価引き下げとなり、17年3月期以降の収益性が大きく棄損すると予想。また、岡山工場の工事前倒しにより減価償却費も想定より増えることを見込んでいる。R&D費用増も想定され、17年3月期は営業減益に転じると予想している。

 同証券では連結営業利益について、16年3月期119億円(前期比7.1%増、従来119億円、会社側計画は115億円)、17年3月期102億円(従来119億円)、18年3月期103億円(同126億円)と試算。一方で、中小病院がジェネリック(GE)普及のドライバーの一つとなる可能性があるとしながらも、使用数量の多い安価なGEが浸透する可能性が高く、GE各社の製品ミックス悪化につながる可能性が高いことに注意するとしている。

 24日の終値は、前日比305円安の4660円。

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