サンバイオ4日続伸、野村は再生細胞薬実用化へ着実に歩むとの見方

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サンバイオ<4592>が4日続伸。野村証券では23日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は3000円から3200円に引き上げている。

 「17年1月期は、再生細胞SB623の慢性期脳こうそくの米国Phase2b試験、外傷性脳損傷(TBI)の米国Phase2試験開始に加え、日本でのTBIの臨床試験開始が見込まれる」とし、研究開発投資が増加し営業損失は拡大するものの、中・長期的に再生細胞薬の実用化、再生医療市場を創造する道筋が開けてきたと指摘している。

 目標株価はDCFの基準期を17年1月期に進め、3200円に引き上げられている。同証券では業績予想を修正、連結営業収支について、17年1月期38億円の赤字(前期は11億2500万円の赤字、従来13億円の赤字、会社側計画は38億1400万円の赤字)、18年1月期3億円の赤字(従来3億円の赤字)、19年1月期32億円の黒字と試算。

 17年1月期に3本の臨床試験完了までの費用がおおむね計上されることから、18年1月期は研究開発費減少による営業赤字縮小を見込んでいる。その後は、米国慢性期脳こうそくのPhase3への進展に伴うマイルストーン収入獲得など、再生細胞薬実用化へ向けたプロセスを着実に歩む、とする同証券の見方に変更はないとしている。

 24日の終値は、前日比150円高の1470円。

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