東精密が反落、SMBC日興証は目標株価を3140円に引上げ

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東京精密<7729>が反落。SMBC日興証券では8月31日付で、投資判断「2」(中立)を継続、目標株価は2870円から3140円に引き上げている。

 「2」継続の理由として、目標株価が現行株価に対して19%弱の上値余地があり、半導体製造装置事業に関しては堅調な推移が見込まれるものの、17年3月期に関しては計測機器がやや厳しい状況が想定されるなど、全体としては前工程を中心に好調な半導体製造装置セクターにおいて平均的なポジションにあると判断していることを挙げている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、17年3月期120億円(前期比9.2%減、従来126億円、会社側計画は115億円)、18年3月期130億円(従来132億円)、19年3月期140億円と試算。17年3月期は、半導体製造装置部門は堅調で会社側計画比上ブレながら、計測機器は上期・下期比較では改善も通期では下ブレを想定。18年3月期以降の事業環境は、半導体設備投資に関しては、暦年(ドル)ベースで5%程度の拡大、後工程も3%程度の増加を見込んでいる。計測分野に関しては、円高の影響もあり2016年度は停滞も2017年度以降は5%程度の拡大を見込んでいる。

 1日終値は前日比47円安の2702円。

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