神栄、16年3月期業績予想を下方修正、配当予想は減額へ

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神栄<3004>が18日、16年3月期連結業績予想の下方修正と配当予想の減額を発表した。

 通期業績予想で、売上高を450億円から425億円(前期比3.3%減)へ、営業利益を6億2000万円から3億8000万円(同29.5%減)に引き下げ、最終損益は2億5000万円の黒字から3億4000万円の赤字(前期は3億2300万円の黒字)に転落する。電子関連のコンデンサー分野において、特に新エネルギー用途の需要が大きく停滞したことや、全体的に生産量が減少したことで採算が悪化したことなどが響いた。最終損益は、フィルムコンデンサーの取引に関する米国などの競争法規制当局による調査や、米国における集団訴訟に対応するための弁護士報酬の増加などを、織り込んだ。

 同時に業績予想の修正に伴い、3月期末の一括配当予想を従来の3円から1.5円(前期実績3円)に引き下げている。

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