アズビルが年初来高値、野村は目標株価を3300円に引上げ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アズビル<6845>が反発、前週末比411円高の3215円まで買われ、1月4日に付けた年初来高値3120円を更新した。13日に、16年3月期連結業績、17年3月期連結業績見通しを発表。

 野村証券では15日付で、投資判断を「ニュートラル」(中立)から「Buy」(買い)に、目標株価を3050円から3300円にそれぞれ引き上げている。13日に説明会が開催され、同証券では業績予想を微修正、あわせて投資判断を「Buy」に引き上げている。

 連結営業利益について、17年3月期194億円(前期比13.2%増、従来200億円、会社側計画は190億円)、18年3月期213億円(従来228億円)、19年3月期233億円と試算。ポイントとして、(1)主力のビルディングオートメーション事業は既存ビル向け空調制御システムのサービスや、省エネ更新需要から業績堅調である(2)過去5年営業赤字だったライフオートメーション事業は構造改革により16年3月期に黒字化、17年3月期も収益性改善が進む見通しである(3)株主還元では17年3月期に2期連続増配を計画、16年3月期に自己株式取得と積極的な姿勢への変化は評価されよう――の3点を挙げている。

 17年3月期―19年3月期の平均営業増益率11%とセクターを上回る成長力を評価し、目標株価は17年3月期PER約19倍の3300円に引き上げられている。

 16日の終値は、前週末比336円高の3140円。

関連記事

ページの先頭へ