日新薬、大和は目標株価を5600円に引上げ

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日本新薬<4516>が5日続伸。大和証券では22日付で、投資判断「3」(中立)を継続、目標株価は5300円から5600円に引き上げている。

肺動脈性肺高血圧症治療剤Uptraviを1月から導出しているアクテリオン社が16年4-6月期の決算を発表。Uptraviの16年4-6月の売上高は同証券の従来想定を上回っており、「想定と比べて速く多くの患者に浸透しつつあるようだ」とコメント。あわせて業績予想を上方修正。同証券では連結営業利益について、17年3月期140億円(前期比64%増、従来117億円、会社側計画は115億円)、18年3月期128億円(従来93億円)、19年3月期140億円(同114億円)、20年3月期166億円(同147億円)、21年3月期168億円(同156億円)と試算。

グローバルピーク売上ポテンシャルは年2000億円程度との基本的見方は変えていないものの、従来よりも早く立ち上がる想定に変更。ロイヤルティー収入は、17年3月期51億円(従来26億円)、18年3月期79億円(同52億円)、19年3月期98億円(同78億円)を予想している。業績予想の上方修正に伴い、残余利益モデルで算出している目標株価は5800円に引き上げられている。Uptraviの高い成長ポテンシャルを考慮しても株価に割安感は乏しいと引き続き考えているという。

25日の終値は、前週末比110円高の5740円。

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