旭化成が4日ぶり反落、大和証は投資判断を引下げ

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旭化成<3407>が4日ぶりに反落。大和証券では2日付で、投資判断を「2」(アウトパフォーム)から「3」(中立)に、目標株価を1180円から890円にそれぞれ引き下げている。

 投資判断引き下げの背景として、(1)株価は15年10月のくい打ち問題以前の水準に近づいており、第2四半期(7-9月)以降の住宅受注が前年同期比で改善することはおおむね織り込まれたと考えられること(2)17年3月期予想PERが12.6倍と総合化学の平均を上回ること――の2点を挙げている。また、「ポリポア買収後のLiBセパレータは年間10%程度の成長を見込むが、年間1億1000万ドルののれん償却費などを吸収して従来以上の営業利益を生み出すには時間を要しよう」とコメントしている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、17年3月期1450億円(前期比12%減、従来1400億円、会社側計画は1450億円)、18年3月期1590億円(従来1550億円)、19年3月期1670億円(同1640億円)と試算している。

 5日の終値は、前週末比5.3円安の870.7円。

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