明治HDが反発、三菱UFJモルガンは連結営業利益予想を上方修正

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明治ホールディングス<2269>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では26日付で、レーティング「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は9200円から1万円に引き上げている。

 利益成長のドライバーであるプロビオヨーグルトの売上高予想を引き上げ、同証券連結営業利益予想を上方修正。あわせて目標株価を1万円に引き上げるとしている。ヨーグルトやチョコレートなどコア製品の伸長による業績拡大は続くと予想するものの、値上げ効果の一巡やプロビオヨーグルトの成長率の低下を背景に、同社の業績は急拡大局面から安定成長局面へシフトするという見方を継続。現状の株価は、国内事業をコアとした業績拡大については大部分を織り込んだものと考えるとコメントしている。

 今後の株価上昇カタリストとしては、(1)プロビオヨーグルトの想定以上の高い伸び率の実現と継続(2)積極的な株主還元姿勢への転換(3)中国市乳事業の収益化による海外事業の成長加速――を挙げている。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期850億円(前期比9.3%増、従来780億円、会社側計画は745億円)、18年3月期910億円(従来840億円)、19年3月期960億円と試算している。

 27日の終値は、前日比150円高の9930円。

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