7&iHDが続落、ドイツ証「課題事業の解決が見えていない」

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セブン&アイ・ホールディングス<3382>が続落。ドイツ証券では23日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は5600円から5300円に引き下げている。

 同証券では、業績予想を若干下方修正、あわせて目標株価を5300円に引き下げている。グループ全体では営業利益で最高益の更新が継続も、総合スーパー、百貨店、通信販売などの課題事業の解決が見えていないとコメント。5月26日の株主総会を受けて、井阪氏を中心とした新体制が発足するが、コンビニ、金融関連の成長継続に加えて、経営課題の解決に向けた実行力に期待するとしている。株価の上昇余地を踏まえて、投資判断「Buy」を継続するとしている。

 同証券では17年2月期連結営業利益を3669億円(前期比4%増、従来3806億円、会社側計画は非開示)と試算。コンビニで112億円、スーパーストアで112億円、金融関連で32億円の増益となる一方で、消去または全社で74億円、通信販売で15億円、百貨店で13億円の減益を見込んでいる。

 24日の終値は、前日比67円安の4575円。

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